家族葬の流れを知る

費用負担軽減のメリットが先行して囁かれる家族葬ですが、通夜から葬儀への一連の流れが無用にカットされることはありません。地域によって一部異なる場合も見られますが、一般的な流れは次にご紹介する通りです。葬儀業者の現場担当者が逐一指示を出してくれますので、暗記していなくとも不安はありません。

まずは通夜ですが、ご遺族、ご親族、親しい方々の着席に続き、導師入場と称される、当日の儀式を司る僧侶が入場します。司会進行は葬儀業者の担当者が兼任するのが一般的です。僧侶の読経から司会者の合図で順次焼香が始められますが、この際の作法なども司会者から言葉で伝えられます。読経が終われば僧侶は退出します。次に葬儀ですが、まずは遺族、家族、親族が順次着席します。続いて儀式を司る僧侶が入場し、葬儀社の司会進行担当者が一連の流れにそって進行してゆきます。ここまでは通夜と基本共通しています。

続いて僧侶の儀式作法が行われるのに続き、弔辞、お別れの言葉をいただきますが、これは省略されるケースも少なくありません。読経が続く中、司会者が弔電を紹介されますが、家族葬という身内のみでの儀式のため、こちらも省略されるケースが見られます。そして司会者の合図での焼香の開始から、葬儀の読経を終えた僧侶が退場すると、故人との最後のお別れです。お別れに際してはお花や故人愛用品を棺に入れてあげ、喪主から参列者への閉会の挨拶となりますが、こちらも家族葬では省略されるケースが見られます。

ここから火葬場へ出発し、荼毘に付されてご拾骨となりますが、長時間要し、式場から距離が近い場合、一旦戻って所定の時間に再度赴いての拾骨となる場合もあります。拾骨を終えて式場へ戻ると、繰り上げての初七日方法を済ませ、お膳を準備し、参列者やお手伝いの方々を労う精進揚げまたは精進おとしへと進み、ここでは故人の家族が接待する側となります。このように家族葬も本葬同様、基本的な通夜から葬儀への流れは共通しており、結果的に時間が短くなるのは、参列者数が少なく、身内なので省略される部分が散見されるのが理由です。